サイバーパンク エッジランナーズ(Netflix)を観て
「サイバーパンク エッジランナーズ」というアニメを観ました。
ネットフリックス独占配信のアニメですが、とても面白かったので紹介します。
このアニメの原作はポーランドのゲーム制作会社CDProjectが制作したゲーム「Cyberpunk 2077」というオープンワールド FPSゲームです。
(追記すると、そのゲームも1991年発売のTRPG「サイバーパンク2.0.2.0」を原作として製作されています)
「Cyberpunk 2077」僕は未プレイです。
2020年に発売されたゲームですが、初期はバグが酷かったらしく、ネットでは炎上していました。現在は大分改善されているとのことですが、3D酔いしやすい体質の為、FPSというシステムのゲームを購入することはありませんでした。
当初、「サイバーパンク エッジランナーズ」についても、原作に馴染みがないので、視聴するつもりはありませんでしたが、非常に評判が良かったので、休日を機会にして一気見視聴しました。
独特な絵柄を観たときから「天元突破グレンラガン」、「プロメア」、「キルラキル」を思い浮かべましたが、監督が同じ今石洋之さんでした。
「サイバーパンク エッジランナーズ」では、その独特な絵柄がサイバーパンクな世界観ととても合っていました。
作品の舞台は、大企業アラサカが街を支配しており、貧富の差が激しく治安も悪い、ナイトシティという巨大都市。
そんなナイトシティで学校に通っていた主人公デイビッドは母親と二人暮らしで貧しい生活を送っていました。
ある日ギャングの抗争に巻き込まれ、突然の母との別れ。
デイビッドの人生はどん底になりました。
そんな中、母の遺品にあった軍用の人体改造パーツ「サンデヴィスタン」をインストールしたデイヴィッドはルーシーという少女と出会い、サイバーパンクとして命がけの日々を過ごすことになる。
このアニメは全10話と普通のアニメでは短い尺の中で、登場人物たちの個性や物語をとても凄く表現されています。
ナイトシティという街では、貧富の差から落ちぶれたものが真っ当に上へ上がることは難しく、サイバーパンクとして生きている彼らの人生の目標は死んだ時に物語となり、語り継がれるような存在になることです。
彼らは人生を刹那的に生きており、本当に呆気なく、脈絡なく、簡単に死んでしまいます。
それでも、瞬間瞬間を懸命に生きている彼らに対して、観ていく中で感情移入して、切なくなるのです。
もし、Netflixに入会していて、観てない方がいましたら、観て欲しい作品です。
原作を知らなくても、問題無く楽しめる作品だし、非常に熱くなれる作品だと思います。
一点、視聴に当たっての注意点ですが、この作品は配信限定で年齢制限(R16)となっています。地上波のアニメでは流せない様な暴力表現・性描写(エロ)が含まれています。僕は観ていて不快とは思いませんでしたが、そういった表現が苦手な方は注意してください。